ボーイスカウト吹田2団【平成16年10月15日発行】

第153号


平成16年度育成会総会によせて 育成会長 辻本繁夫

 本年8個目の台風(最多記録とか)が近畿地方へ狙いすましたかのように直撃したこの年、育成会員の皆様への被害はございませんでしたでしょうか。お見舞い申し上げます。
21号台風が残暑をさらってくれたのか、一気に秋めいて参りました今日この頃ですが、皆様ご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます
日頃はボーイスカウト活動に何かとご支援、ご協力を賜り誠に有難く、感謝致しております。
 さて、今年の育成会総会が9月19日案内の通り開催され、滞りなく昨年度の行事報告・決算報告・次年度の行事予定・予算・会計監査等々ご審議いただき、ご出席の皆様の承認を得、終了致しました事ご報告申し上げますとともに多数の皆様にご参加頂き厚く御礼申し上げます。

 尚、今総会は丁度、団のスカウトの日と符合しましたので総会終了後新しくリーダーとなられた方、上進・進級したスカウト達と交流の場を持て、親しく歓談でき、日頃の活動の一端を知れた事等、有意義な総会となりました。
 顧みれば、1907年にイギリスで誕生したスカウト運動は現在、全世界216の国と地域で2900万人以上が参加している国際的な青少年教育運動です。2007年には創設100年という節目の時を迎えようとしています。
 我々吹田2団は、その内の50数年という歴史ですが、多くの組織、団体、個人のご協力とご支援を得ながらボランティア指導者の奉仕により、青少年の健全育成に参画して参りました。
今日、社会の情勢、とりわけ青少年を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような状況の中で、青少年が社会の一員として責務を果たすことが出来る個人として成長するために、どのような支援を行い導いて行くべきかを考え、実行する事は我々育成会員及び成人に課せられた重要な課題と考えます。
今後とも宜しくご支援ご協力をお願い申し上げます。

昨年そして今年  団委員長 藤井武司

 ボーイスカウト活動は、9月が年度替えとなります。新年度に当たり、指導者任命・上進・入隊式、隊編成、そして育成総会を行いその後、保護者を交えての親睦会を9月19日行いました。 

 

 

まず、昨年の活動ついて簡単にご報告します。
【ビーバー隊 】 12名でスタート 社会になれる 集団行動を目的に社会見学を主体にした行事。
【カブ隊   】 テーマ「キープゴーイング」 発隊40周年記念行事 10年前のスカウトを招きタイムカプセル開封。
【ボーイ隊  】 テーマ「技能の修得」 3ヶ月に渡る大阪連盟主催スカウトラリーのプログラムに参加菊スカウト2名誕生。
【ベンチャー隊】 個人のプロジェクト、ボーイ隊へのリーダー派遣。

団は、ビーバー隊からローバー隊迄の全スカウトとリーダー、そして家族の方々も参加して一緒に出来る行事として、バザー、スカウトカーニバルを行い、養護老人ホームの運動会や市民体育祭など、地域との関わりやお手伝いの場を提供しました。
又、毎月の行事内容は、隊通信や「やまびこ」(計12回発行)等を通じて皆さんにお知らせした通りです。
さて、活動を行った中で、クローズアップされたことがあります。

@昨年はスカウト60名指導者44名でスタートしました。途中スカウト入団3名があり途中増員と  なりましたが、今年の 新編成では、転勤などでスカウト54名と減員となりました。
特にビーバースカウトは3名となり増員を図らねばならないと思います。
お知り合いの方への勧誘をお願いします。
A組集会や隊行事を行う上で、実際に動ける指導者確保に悩みました。
B隊の舎営、キャンプを行う上で、場所の問題が有ります。特に野外活動をする上で、環境を含め規制等により、本来の野外活動が困難になってきました。
Cベンチャー、ローバーの活動自体が個人プログラムであり又、学校・仕事などで隊としての集会、  活動に全員が揃う機会が少なくなりました。

このような課題は、即効薬があるわけではなく、地道な努力の積み重ねを行い少しずつでも改善して行きたいと思います。
さて、今年度は、隊指導者の交代を含め、新たな見方でのプログラム展開を図りたいと思います。
方針につきましては、育成会資料冒頭にありますように、課程と楽しみを重視してゆきます。
言うまでも無く、ボーイスカウト活動の成果は、スポーツや塾のように直ぐ具体的に現れるものではありません。
活動の基本的精神「ちかい」を実践し、技能を修得することで豊かな人間形成が出来るものだと思います。
スカウト(子供)に対して、長い目で見守っていただけるようお願いします。