ボーイスカウト吹田2団【平成15年12月18日発行】


第143号

11月9日 レッツゴーハイキング   ビーバー隊

あいにくの曇りのち雨の天気、長居公園へ行くJR岸辺駅から大阪駅で乗り換え地下鉄御堂筋線で長居公園駅まで。時間にして1時間少し。


公園についたら雨になっていたのでハバザックから雨具を出し着る事にした。気温も少し低めで寒く感じる。
雨があまりきつくならないうちに、落葉、どんぐり松ぼっくりなど色々と拾いスーパーの袋に集める。
松ぼっくりは遅いのかほとんど落ちていなかった。
ドングリもあまり見当たらなかった。
落葉は色々な形の葉があり、綺麗なものがたくさん落ちていた。

スカウトがキノコを見つけたが、どんな物かわからないし、何かあれば大変だからあまり触らないように注意する。
少し雨がきつく降ってきたのでそろそろ自然史博物館の建物に行こうか歩いていると、ちょうどいい休憩所があった。屋根もあり・トイレもあり・腰掛け椅子が沢山あったので、ここで昼ご飯を食べることにした 
昼食を食べるにまだ早いので20分ほどあそばせてからご飯にすることにした。
すぐ横が池になっていて、鴨・亀などがいた。

じっとしていると少し寒い。雨も小ぶりになってきたそろそろ自然史博物館へ行くことにした。
雨具を着て出発。
10分ほどで到着。寝屋川5団のビーバー隊も見学にきていたが、ちょうど見学が終わって出てきたところだった。うちはこれから中に入って見学する。
見学するだけでなく、はがきくらいの大きさの紙に5問のクイズがある。
ほとんど見学すればわかるものだが、少し難しいところもある。

銀色の部分をこすると○×になっている。4問正解すると今回は蝶のカード1枚もらえる、日によってもらえるカードが違うみたいだ。
時間も迫って帰るころになった。ビーバーノートを出して木の葉章を渡しカバンにしまったら、おやつタイム。
雨の1日だったが怪我もなく無事行事終了。
到着時間が予定より15分遅れてしまった。お迎えのみなさん、お待たせしました。
お疲れ様でした。



11月23日 デッカイ秋をゲットだぜ カブ隊 

今回は大阪府三島郡島本町の山吹渓谷へハイキングに行きました。


阪急電車で水無瀬駅まで行き、ここからは、ひたすら歩きます。とは言っても、全行程で約7.4km程で、それほどハードではありません。ハイキングコースとしては初心者向けです。


若山神社では183段の石段を上ると「オガタマノキ・・・招霊木」という木があります。
これは、1円玉に描かれている木で、繁栄、幸福の木だそうです。
若山神社から山道に入り、尺代の集落を通り、山吹渓谷へ向かいます。
途中、朽ち果ててよくわかなかったかもしれませんが、尺代水車小屋が見えます。

「乙女の滝」と言う小さな滝の近くで、川原におりて飯ごうすいさんをしました。
各組ごとに川原の石でかまどを作り、火を熾し飯ごうでご飯を炊きました。

各組とも白いご飯と炊き込みご飯の二種類のご飯を炊いて、おかずは各自持ってきたさんまの蒲焼や焼き鳥など、好きな缶詰。どの組もご飯がすごく上手においしく炊けて、おかわり続出でご飯が少し足りないくらいでした。

昼食後、各組の“モットーと歌”の発表をしました。

1組モットー  「いつも、え・が・お」
歌    「ひょっこりひょうたん島」

2組モットー  「いつも、や・ん・ちゃ」
歌    「ひかりへ」(まんが「ワンピース」のテーマ)

3組モットー  「いつも、さ・い・こう」
歌    「カブリンコロコロ」(どんぐりころころの替え歌)


11月22日〜23日 訓練キャンプ  ボーイ・ベンチャー隊

場所:善峰寺(JR向日町駅からバスで約30分)〜ぽんぽん山〜塚脇
参加メンバー:【リーダー】友岡、津留、岩橋、細井 計4名
   【BSスカウト】8名 合計12名

今回の行事は企画等をグリンバー(班長・次長)が実施し、2級のスカウトは1級挑戦キャンプ、初級のスカウトは2級挑戦キャンプという位置付けとしていたので、余計に張り切っているようだった。
JR向日町駅からバスで30分ほどすると、終点の善峰寺というバス停で下車し、その地点からハイキングを始めた。
普段のハイキングと異なっている点は、個人装備がハイキングの装備ではなく、一泊キャンプの装備で背負っているザックも大きい。
周りをみても誰一人としてそんな大きな荷物を背負って、山を歩いている人はいなかった。
歩き始めから上り坂で景色を楽しむ余裕もあまり無かったが、紅葉が真っ盛りで真っ赤な葉に日が差し込んで今回の行事のテーマ「秋を求めて…」にぴったりの雰囲気だった。
10:00頃から歩き始め、ちょうどぽんぽん山の山頂に12:00くらいに到着し、順調なパースだった。
山頂には既に多くの人がいて、みんな昼食を摂りながら、休憩もかねているんだろうけど、さすが山頂だけあって風もきつく、今まで歩いているうちに出てきた汗が一気に冷えてしまい、ゆっくりと休んでいる余裕は無く、12:30には山頂を後にして出発する事にした。
ぽんぽん山と聞いてピンと来る人がいるかと思うけど、そう2団の50周年記念式典でのスタンツの中でボーイ隊のスカウトが演じていた場面です。
当時も隊長だった僕はくれぐれも今回は道を見失わないで欲しいと、願わずにはいられなかった。
まあ、結局は何事もなく、無事に本山寺まで到着することが出来、一安心。
ここまで来るとさすがに殆どのスカウトに疲れが見てわかるようになり、最近ではあまり経験が無かったほどハードなハイキングになっていた。
歩いている途中でもすれ違う人にいつも「山の中でキャンプするの?」と聞かれるほど、周りは軽装でハイキングを楽しんでいて、スカウトが担いでいる荷物の大きさとロールマットが目立っていたようだった。
本山寺から神峰山寺まではひたすら下りなので、背負っている荷物が多い分余計に足に負担がかかり、殆どのスカウトに疲労のピークがきていた。

この辺りからは下りではあるけれど、ほぼ平坦な道が続きあとは地図を片手に野営地を目指し歩きつづけた。
住宅街を抜けて、なんとかキャンプ地に到着すると、車で移動していたリーダーがぜんざいを作って出迎えてくれ、一口食べると疲れた身体全身にぜんざいの温かみが伝わっていくのを感じ取る事が出来、うまかった。
竹やぶの中だったので、すっかり真っ暗になっている中、テントを立て、夕飯の支度に取り掛かり、思いっきり夕飯を食べる事が出来た。

翌朝、6:00に目が覚めると、まだ辺りは暗く、空気が冷たい。
ただ、そんな空気も徐々に明けてくる夜明けの雰囲気の中では清々しい気分にさせてくれる絶好のツールでもあった。
空が白んでくる頃、周りの山々がシルエットとして浮かび上がり、この雰囲気がなんとも言えない。
この雰囲気を味わえるのはこの時期にキャンプをした者でしか味わえないひと時だと思う。

午前のプログラムが始まる前に、野営地としてお貸しくださっている橋本さんがやって来て、「今年は柿が数十年ぶりに大豊作なので、好きなだけ取って、持って帰っても良いよ」と言いながら、柿取りのはさみ(高枝きりばさみ?)を貸してくださったので、早速、みんなで柿狩りが始まり、みんな袋一杯にしてザックに詰め込んだ。
なかなか出来ない貴重な体験だった。実はグリンバーのメンバーだけでキャンプに来た(10月25〜26日)ときにも袋一杯に入った人数分の柿を下さっていたのに、また頂けるとは思ってもいなかった。

午前のプログラムは寒いという事もあってか、火を扱うゲームをする事に前夜のグリンバー会議で決まっていたので、近くの川原へと向かった。
近くの川原というのが有名な摂津峡で、川を挟んだ対岸は一般のお客さんが多くいて、バーベキュー等をしている。
スカウトは火付けゲームをしたり、かまどの作り方の練習をしたりした後に、それぞれが自由な時間を過ごす事になった。
11月で、川の水も非常に冷たいにも関らず、数人が川の中に足を入れていた。
というか、はまったんだと思うけど…。風邪をひかなければ良いけど。

今回のハイキング&キャンプで板倉協平君(1級)、岩橋亜美さん(1級)、佐々木圭介君(2級)の3人のスカウトが団面接で承認され、それぞれ進級しました。おめでとう!弥栄!



 Short-column 「緑」   辻 本 繁 夫    

アフガニスタンやイラクの有様がテレビの画面にうつし出される時、この緑という視点で眺めてごらんになるといい。彼らが歩く足もとの土はぼこぼこに乾いており、雑草一本見当たらないことに気がつくでしょう。
私たち日本人は、「緑を見ると気持ちが休まる」といいます。窓の外から緑が見えると、ほっとする。
それができないなら、せめて植木鉢なりと置いておきたいと願います。
そういう感性を持った人間があの砂漠地域で暮らすとなったら、どうでしょう。
砂漠の民族は、 緑で心やすまるという感覚は育てていないのでしょうか。
日本はいたるところオアシスだらけ。
砂漠地域は、ところどころ地下水が表面に湧き出るオアシスがあり、そこには緑があります。オアシスを一歩出ると、果てしなく砂漠が続きます。