ボーイスカウト吹田2団【平成15年3月9日発行】


第134号

団行事 バザーについて  団委員長 藤井武司


4月は、毎年恒例の団行事「バザー」があります。今年は岸二公民館で、4月27日(日)に行なわれます。 今後のスケジュールについては、下記のとおりです。

4月13日(日) 13時〜17時 岸二公民館  バザー提供品の受け付け
4月20日(日) 13時〜17時  〃     バザー提供品の受け付け
4月26日(土) 12時〜17時  〃     前日準備(調理室)
4月27日(日)  9時      〃      スタッフ集合 開場準備      10時      〃  開場

バザーの提供品や前日及び当日の調理にみなさまのご協力が是非とも必要です。上記の日には都合のつく
限りお手伝い頂けますようお願いいたします。尚、バザーの提供品は、開催日まで日がありますので、 「生もの」及び「古着」はご遠慮頂けますようお願い致します。 お問い合わせは各隊リーダーまたは藤井まで。



2月23日 B.P祭「B.Pてどんな人?」 ビーバー隊 

ビーバー隊は岸部南公園に集合して阪急電車で、その他は徒歩で会場の南千里市民センターへ向かった。
カブ、ボーイ隊、団委員が先に到着して、エール交換の練習を終え、ビーバー隊はその後で、船野隊長からエールを教えてもらい練習した。
会場はあまり広くないので全団が入ったら満杯状態だ。400百名以上はいただろうか。午前中は式典と、 「B.Pてどんな人?」をテーマにした紙芝居とタイでの世界ジャンボリーの体験談を他団のベンチャースカウトから聞いた。

午後からは、各団エール交換、B.Pの○×クイズ、吹田地区全スカウトによる「人間腰掛け」。
この中で一番手間取ったのは人間腰掛けだ。各団に説明が行き渡っていないのか、練習していなかったせいか時間がかかった。
何回もやり直して何とか出来、終了。プログラムが終わってから2団だけで人間腰掛けをやってみた。
人数は少ないが、それでも一回では無理のようだ。完全に出来るまで何回もやり直した。
「頑張れ〜!」「もう一回やり直し!」「それっ、出来た」「はい!チーズ」パチリと写真撮影。

2団のエール 千里南公園へ移動中
“2団 2団 トライ トライ トライ!
2団 2団 トライ トライ トライ!
ファイト オゥー!
ファイト オゥー!
ファイト オゥー オゥー オゥー イエイ!”

「ちゃんと、後の人のひざにすわれてるかな?」 「2団だけで、もう一度チャレンジだ!」

全員で野外ステージで記念撮影。ビーバー隊は帰りも電車。カブ隊以上は徒歩で岸部まで帰った。
皆様お疲れ様でした。
  
   
  
   




2月9日 ゆきはよいよい 帰りはねむい カブ隊

2月の隊行事は、比良山への雪中ハイクです。前日の天気は雨で、当日の朝には雨はあがっていましたが予想最高気温は15度。 2月とは思えない陽気です。目的地に着いた時には汗びっしょりになりました。
雪が残っているかちょっと心配しましたが、なんとか小さいながらも「かまくら」を作ることができ、ソリ遊びもできました。

お米の入っていたビニール袋に新聞紙を入れた自作のソリでのソリ遊び

昼食は、牛乳パックを燃やして温めたカブ弁とリーダー手作りの豚汁。だいこん、にんじん、ごぼう、
こんにゃく、さといも、もやし、ちくわ、豚肉、など具がたっぷり。


みんな、よく歩いて、たっぷり遊んでおなかもぺこぺこでおかわり殺到でした。

本人曰く、「冬眠からめざめたクマ」だそう        集合写真 ハイ!チーズ!
です。



 “鮑のつぶやき” 

 「捌く(さばく)」のこと 育成会長  辻 本 繁 夫    
                                 
みなさんは大相撲をご覧になったことがおありでしょうか?TV観戦本場所等見たことないと言われる方は皆無だと思いますが、 小さな力士が大きな力士を土俵に這わせたり、上位の力士が下位の力士を捌き切れずに苦戦したり・・・・
単なる力比べ、技比べに終わらないところが大相撲の面白いところです。対戦の前には両力士が互いに「下がり」を捌いて仕切りを繰り返す。 裁く行司は、その度に軍配を返す仕種をします。
そんな儀式も大相撲の雰囲気を盛り上げているのでしょう。「下がりを捌く」とは、力士が蹲踞(そんきょ)・・・・相撲の姿勢の一つ、 背すじをにばしてひざを開いて腰をおろし、つま先立つこと。・・・の姿勢に入るとき、 「まわし」の飾りとして垂れ下がっている19本の下がりを左右にわけることをいいます。もともと「捌く」とは「絡まったり、 くっついたりしているものを手で分けること」。
料理人が魚や鳥などを骨と肉とに切り分けることを「捌く」というのも、この意味から出たものです。 そこから「錯綜した物事をきちんと処理する」意味にもなり、仕事をテキパキと捌く、商品を売り捌く、敵の攻撃を難なく捌く、 などの表現も生まれたとされています。また、「物事の理非曲直を裁断する」という意味の「裁く」も「捌く」から生まれたとされています。 テキパキと仕事を捌いていく・・・・そんな人は頼もしい限りですが、得てして他人の気持ちを斟酌(しんしゃく)することなく、 効率重視の判断をし、ビジネスライクに処理していく。傍目(はため)には颯爽(さっそう)と見えても、当事者間では心の痼り (しこり)を残すことも少なくありません。今日の産業社会にしばしば見られる「捌き」の光景です。
これと対照的なのが、伝統的な職業に見られる「捌き」です。例えば板前さんのリズミカルな包丁捌き。 永年の修業で培われた経験と勘に支えられているだけに、捌かれた食材はお客の味覚を心ゆくまで楽しませます。
相手を捌くのが上手なお相撲さんも厳しい修練の末に備わった心・技・体・一体としての動きを見せることでファンを魅了するのです。 「捌き」についても私たちが理想とするのは、講談やTVでお馴染みの大岡越前守忠相の公正さと人情味を兼ね備えた「お裁き」です。  同じ事は昔読んだシェークスピアの「ベニスの商人」についてもいえます。  ポーシャ姫が扮する法学博士が冷酷なシャイロックの要求に対して証文どおり、 肉1ポンドを借り手の胸から切り取ることを認めながら「だが、・・・血を一滴でも流せば・・・。」 というあのお裁きは、まさに血も涙もある裁定だといえるでしょう。どうやら、上手に捌く(裁く)には理性ばかりでなく、 感性をフルに働かせ、心身一如の判断と行動が求められるようです。
物事の道理ばかりでなく世態人情にも通じ、当意即妙の振る舞いが出来る人を「捌けた人」と呼ぶのも本当にそうだと思います。 「捌けた人」と言われるようにありたいものですね。
体調を崩した時、私たちは健康の回復を願って病院を訪れます。すると待合室には決まって大勢の人が詰めかけている。 それらの人々を診察する病院では、問診ばかりではなくレントゲン撮影や血液や尿などの検査を行い、 映像や数値を手がかりにした診断がなされます。こうした検査は一連の流れ作業になっていて、 私達はあたかも工場のベルトコンベアに載せられたような錯覚にとらわれる。大勢の患者を効率よく 「裁く」にはこれも仕方の無いことなのでしょう。
このように科学的治療を志す病院では、映像や数値で表せる体の機能面を重視して、「健康か否かを裁く」 (診断する)ことになります。一般に私達が「健康」というとき、心の面を置き去りにしたまま、体の健康を意味するようになったのも、 こうした医療のあり方に影響されてのことのようです。実際には心労が重なると体の調子がおかしくなるというように、 私達の体の働きは心の働きと一体になっています。だから体の調子を整えようと思うなら、心の調子も整えなければならない。
仕事の合間に適当に休息を挟んで、気晴らしや気分転換を図ったり、仕事のあとで仲間や家族と歓談して気持ちを解放したりしながら 心が張りつめた状態が長続きすることないよう気をつけるのもそのためです。
そのようにして、私達一人ひとりがそれぞれのやり方で、いのちのリズムを乱す心と体の病を、日々「捌いて」(解き分けて) いくようにありたいものです。


今 月 の 隊 行 事

*3月 鶴見緑地
*3月 カブリンピック(吹田1団と合同)
*3月 訓練キャンプ    
*3月 訓練キャンプ    

編 集 後 記

先日、さくらの開花予想が発表されました。大阪は4月24日だそうです。記録的に早く開花した昨年よりは遅めですが、 平年よりは早く咲きそうだとか。そう言えば、去年はお花見をする暇もなく散ってしまいましたよね。今年はどうでしょう? ゆっくり楽しみたいですね。