ボーイスカウト吹田2団【平成14年3月10日発行】
第122号


吹田2団結成50周年記念式典のご案内

三指 
日頃スカウト活動にご協力賜り厚く御礼申し上げます。
今から去ること50年前、太平洋戦争の傷痕が未だ癒えぬ昭和27年、2名の指導者のもとに12名の少年達が集まり産声をあげたのが、当団発足の第1歩であります。
吹田で第2個隊目ということで当時大変珍しい存在であり、スカウト達はユニフォーム姿で出歩く事が、気恥かしく感じるような時代背景でした。
それから歳月を経ること50年、幾多の苦難を乗り越えて同じ釜の飯を食った大勢の仲間が全国を舞台に各地で活躍しています。 
今、私達を取り巻く環境は、都市化・分業化が進み、野外生活を通してスカウトの自立心や協調性を養う上で大きな障害に成っていることは確かです。
しかし、このような時こそ”そなえよつねに”の活動を進めることが大切です。
”ひとたびスカウトに誓いを立てて成し身は、いつもいつもスカウトだ”「永遠のスカウト」の歌詞にもあります様に、この50周年の大きな節目に際し、現役・OBスカウト及び関係者、並びに友団のスカウトを交え、記念式典を別紙の通り開催致しますので、万障繰り合わせの上ご出席下さいますようご案内致します。
 尚、式典の他に記念行事としましては、記念誌の発行・記念品の作成を、目下実行委員会で準備を進めております。

弥栄

50周年実行委員長 辻本繁夫
団委員長 藤井武司

2月10日 頂上に向って ”ヤッホー” ビーバー隊

比良山雪中ハイク
下見に行ってから雪の心配をしていた。
果たして雪はあるだろうか。なかったら別のプログラムを考えておかねばならない。
しかし、この連休に入ってから気温が下がり雪のマークがついている。期待半分で岸辺駅を出発。
京都を過ぎ滋賀県に入って大津あたりはまだ白くなっていない。
駄目かもしれない。
雄琴を過ぎてしばらくすると細かい雪が降っている。山のほうを見るとうっすらと白くなっていた。
これなら少しはあるだろう。雪遊びはできる。
比良駅に近づくにつれ段々と下の方まで白くなっている。
10センチ以上の積雪はないだろうが、雪遊びは4年連続できる訳か・・・・・
比良駅で降りてバスに乗るまでスキーウエアーに着替えたり手袋をしたり、用意万端です。
行きはバスに乗ってイン谷口バス停で降りる。他所のボーイスカウトも来ていた。
ここからは登り坂を20分ほど歩かなければならない。
ゆっくり歩き2回ほど小休憩して到着。でも、すでに先客が来ていたので、もうひとつ上の所に行ってみる。
ここは大丈夫。荷物を降ろして大きな輪で挨拶。
雪は降ったりやんだりの天気。
もっと降れ!ファミリーとスカウト・リーダーで雪玉を転がし大きくして、雪だるまを作った。
大きい雪だるまと小さい雪だるま。
その間に団委員、BS隊長たちにはトン汁を作ってもらっている。
寒いので体が温まる暖かい食べものがあると嬉しい。 
雪合戦をしたり手製のソリで楽しく遊んだ。雪が少ないので手製のそりは段々とぼろぼろになってきた。

そろそろトン汁も出来たので昼食。アルミ箔に包んだおにぎりを牛乳パックに入れてそのパックに火をつける。牛乳パックが燃えつきるとおにぎりが暖かくなっている。
アツアツまではいかないけど、ほんのり暖かい。トン汁のお代わりOK。
沢山あるよ。又、雪が降り出した。風がないので、そんなに寒くはない。
午前中に作った雪だるまをまとめて、かまくらを作りたいといっていた。
足りないので、もっと雪を集めてくる。
奥行きがないのでトンネルにしようと思ったが、スカウト達が納得いかなかったので薄く裏のほうに雪を積み重ねて、格好は奥行きのないかまくらになった。
青空が見えてきた。
琵琶湖がとても綺麗なので、バックに記念写真。
 
そして、帰る準備。最後にかまくらをつぶして帰る。ほっておいて誰かが入って崩れたら危ないので。
ここから歩いて比良駅まだ行く。下り坂になっているので足元に気を付けて歩くように。
駅まで1時間くらいで到着。「もう歩けないよ」の声は出なかった。ファミリーの子供たちも一生懸命歩いた。
電車の時間に丁度間に合った。高槻で乗り換え、無事岸辺駅に到着。

皆さんお疲れ様、お手伝いのかたがた有難うございました。


2月23〜24日 めざせオリンピック選手! カブ隊

「おはよう!」眠い目をこすりながら、スカウトたちが、大きな荷物を背負い集まってきました。
今月の活動は、スキーです。観光バスでめざすのは、敦賀国際スキー場です。
スキーをやったことの無いスカウトがほとんどで、リーダーもちゃんと教えられるか、どきどきです。
渋滞もなく、吹田市立今津青年自然の家に到着し、全員のスキー靴と板を借り、バスに積み込み、いざゲレンデへ!!到着してすぐ柔軟体操、これを怠ると怪我の元です。
今朝になり、風邪などで欠席のスカウトがありリーダーがマンツーマンでスカウトの指導をしました。
まず、かに歩きで、ゲレンデを登る練習と、上手にころぶ練習。
ちょっと上ってはボーゲンもどきで、降りてくるの繰り返し。そのうちに、上るのが嫌になってきて、「やめた〜い」というスカウトがちらほら、これでスキーが嫌いになっては、元も子もないと思い、リーダーがスキーを担いで、上っていってはすべって来る。
うん!いい感じです。午前中はこんな調子であっという間に昼食タイム。
カブ弁とあたたかいきつねうどんを頂きました。
昼食を終え、後半戦です。「スキー嫌〜」という声もなく、じょじょじょじょにスキーに慣れてきたスカウト達、リフトに乗って、頂上まで行き、何回も何回も転びながらすべり、ゴールした時はとてもいい顔をしていました。
最後に、持ってきた手作りそりで遊び、スキー場を後にしました.。
今津青年自然の家に着き、入所式の後みんなでお風呂に入って、晩ご飯をいただきました。
今夜のスペシャルイベントはマジックショーです。
他の団体の人も飛び入りで見学参加される中、みんなのマジックが始まりました。
トランプ、ロープ、紙コップやリーダーの炎のマジックとゲームで楽しみました。
いつもは、なかなか寝付かないスカウトも今日ばかりは、お布団に入るとすぐに、かわいい寝息を立てていました。
いつもこうだといいんですが アハハ…


2日目は自然の家の広場で遊びました。
よく砂浜でやるビーチフラッグをスノーフラッグに変えての個人戦です。
スカウトはみんな動きが機敏で、2回戦行いましたが、2回とも同じくまスカウトが優勝し、「さすが!!おにいちゃん」と、みんな感心していました。
リーダーもやったのですが、やはり一番若いボーイ隊の隊長が優勝しました。
やはり年には勝てない・・・?
そして、 雪合戦の雪玉作り。
相手よりたくさん作って勝つぞ!!みんな真剣です。
1組対2組どちらも必死でがんばりました。次はスカウト対リーダーです。
スカウトよりリーダーがむきになってがんばっていました。
最後は、スカウトとこっそり打ち合わせをして、みんなで隊長をねらって雪玉で集中攻撃して楽しい雪合戦を終わりました。
そり遊びをやろうと、ミニゲレンデに移動したのですが、連日のよい天気で、すっかり雪が解けて少なくなり、まずみんなで雪運びから始まりました。
リーダーがショベルで雪をすくい、スカウトと残りのリーダーで雪を運ぶ、みんながんばれ〜!!自分達で作ったゲレンデでそりのタイムレースの始まりです。
自然の家の木製そりは、とてもよくすべり、スリル万点でした!なんと6秒台の好成績も出てほんとに楽しかったです。
最後に、宝捜しをやりました。
雪の中に袋に入ったお菓子を探すのですが、なかなか見つからず必死で探すスカウトとリーダー。
見つかった時の嬉しそうな顔、ほんとうに楽しい2日間でした。
お世話になった部屋を片付け、大きなバスに乗り込んだら、自然の家のスタッフの方が全員で見送ってくださり、見えなくなるまで、みんなで手を振りました。
お手伝い頂いたファミリーのお父さん・ビーバー隊・ボーイ隊の隊長皆さんのおかげで、無事活動を終えることが出来ました。

ありがとうございました。またよろしく!!







2月17日 ボーリング 市内ハイク ボーイ隊


【場所】関大前フタバボウル、及び吹田市内
【参加人数】スカウト4名、リーダー(友岡、細井、VS隊長 津留)3名 計7名

8:30に市民センター横南公園に集合。
今回は京都市内の史跡巡りハイクの予定だったが、参加メンバーはなんと4名。
天気も怪しく、午後からは雨が降るという予報。
下見段階でもなかなか充実したオリエンテーリングになるだろうという期待もあり、京都のオリエンテーリングは延期ということにした。
それで、代替の案としていろいろと考えた結果、午前中はボーリングをして午後から吹田市内ハイキングを行うことにした。
ボーイ隊での活動でボーリングという事に、スカウトはみんな驚いていたようだったが、すごく嬉しそうだった。
もちろんゲームが始まるとみんな張り切り、思いっきりボールを投げても思うようにピンが倒れなかったり、軽く投げてみると案外倒れたりと、ボーリングっていうのはなかなか奥が深い事を改めて実感した。
2ゲームだけではちょっと物足りなかったが、まあ、今日のところはこれくらいで・・・。
ボーリング場を後にし、近くの公園へ向かい、昼食を摂り、午後からのプログラム説明を行った。
内容は至って簡単で、この公園から地元・市民センターまでの行程を地図に描きながら帰るというものだ。
リーダー側で用意した大まかな概略図を手に、スカウトは各班に別れ、スタートした。
大体の距離は5Kmほどだろうか。普通に歩くと1時間程度のものだが、どれくらいかかるだろうか・・・?
結果的に2班とも1時間半〜2時間以内に無事、到着したが、肝心の歩きながら描いた地図の方はというと、片方の班は殆ど正確で、初めて吹田市内を訪れた人でも、たぶんその地図を持っていれば無事に目的地に着くのではないだろうか、という代物だったが、別の班の方はというと、結果的に地図の方は未完成で殆ど何も書かれていなかった。
最後のまとめの話でベンチャーの津留隊長から先日、熊本県山中にセスナが墜落した話をされた。
そのセスナに乗っていた少年が現役のベンチャースカウトで、山から降りて、助けを求めて歩いていった道中に追跡記号を置いて、墜落した場所を見失わない様にしていたという話だった。
こういった境遇に陥ることは稀だとは思うが、身近なことに置き換えても、普段の活動がいつ何処でどのように役に立つかもしれない。
あらためて「そなえよつねに(備えよ、常に!)」を実感した。
後日、改めて京都オリエンテーリングを実施いたします。
実は学生の頃、京都に5年ほど住んでいましたが、まともな観光をしたことがなかったので、下見をしている内に観光気分に浸ることが出来ました。
次回、実施するときにはファミリーや他隊リーダー、団委員さんも奮ってご参加ください。
素晴らしい京都観光が出来ますよ。


【次回予告】
次回は3月9〜10日(土〜日)にキャンプを行います。
場所は箕面方面です。
茨木の方に新しいキャンプ地の情報があります。今度、下見に行ってきます。
何もない所と聞いています。

良いものを見なさい
   ビーバー隊副長 佐倉由吏子

「良いものを見なさい」
高校時代、所属していた演劇部へ指導に見えた特別顧問の言葉です。
この言葉との出会いは私の中でかなり大きな位置を占めてしまいました。
何が「良い」ものなのかは未だに良く解りませんが。この言葉は自分があらゆる事に興味を持つための間口を開いてくれているのではないかと思います。
少しずつ(本当にほんのチョビットだけですが)「舞台」「音楽」「絵」など観たものが増えてきた中で、今は「舞台」を観ることが一番好きです。
 『難しくて眠ってしまうかも』と勝手に思いこみ今まで観ないで損した気分・・・と思った歌舞伎や狂言 ・ 興味を持った劇団、役者さんが出ている小劇場 ・ 歌あり、踊りありのミュージカルなどなど・・・・・・・・・・・・・・・・・。
汗を流し、息を弾ませながら舞台の上で演じる役者とその空間にいる総ての人が「芝居」というひとつの事に集中し、そこに漂う一体感。幕が下りて劇場を後にする時の寂しさとそれ以上に感じる満足感と幸福感。
これが味わいたくて劇場に足を運んでいるようなものです。
ボーイスカウト活動は自分で体験することが出来る活動です。
そして「自分では出来ないこと」を体験するために劇場へ足を運んでいるんじゃないかとも思います。
こんな私は、かなり欲張りなのかもしれません。


編 集 後 記

50周年記念式典の内容について、簡単に説明しますと、式典は3部構成で、一部はセレモニー、 二部は、「これまでの50年、これからの50年」というテーマで、スタンツなど、そして三部はおいしいケーキなどを食べながら楽しいゲームの交流会と決まりました。
堅苦しいセレモニーは短めに、みんなで協力して思い出に残る楽しい式典にしましょう。
先日、スタンツ担当委員で、これまでの50年の歴史を知るために「50年を語る会」と銘打って発団当時をよくご存知の大先輩の方々に集まっていただき、聞き取り会を行いました。
そして、2団の前身「大光寺健児団」という少年団があったことや、発団当時の苦労話し、体験談、世の中の様子など、貴重なお話を聞くことができました。これを今回限りの事として終わらせてしまうのは、あまりにも残念な事のように思います。激動の時代を生きてこられた先輩方との交流は、吹田2団の歴史を知り、後の人々に伝えてゆく我々の役割でもあると思います。
ちょっと大げさだったかもしれませんが、私達だけで聞くのはもったいないなと思いました。
機会があれば、是非「語る会」の場を作り、たくさんの方々に参加して頂きたいと思います。

別紙「吹田2団結成50周年記念式典について」の出欠表に現在及びOBの役員、リーダー、スカウト全ての名前を記入して、式典、懇親会の出席*欠席のどちらかに○をつけてください。懇親会の参加費は、当日徴収します。

吹田第2団結成50周年記念式典について

u式 典u
  日   時 : 平成14年4月21日(日) 午後1時〜
  場   所 : 岸部市民センター 2F 多目的ホール

u懇親会u
  日   時 : 平成14年4月21日(日) 午後4時〜
  場   所 : 同 上
対 象 者 : 成人OB、現リーダー
  参 加 費 : 3,000円

◎申込締切 3月31日(日)までに地区委員にお渡し下さい。

◎ファミリー参加される方も出欠表に記入してください。
◎その他くわしいことは各隊へお問い合わせください。