アルピニスト気取り!!!

平成11年3月13〜15日にかけ我が吹田2団RS隊の雪中キャンプが行われた。
参加メンバーは4人と少々寂しかったけど、4人で思いっきり雪山を堪能する事ができた。

 当初、比良山に行こうと思っていたが、実際に行って見ると既に雪も無く、結局マキノ高原の方まで出かけた。
道中全く雪が無かったので今回の企画「雪中キャンプ」は企画倒れかなー、というフインキが隊員の中に漂っていたのだったが、いよいよマキノ付近に近づくにつれそんな心配も一気に吹き飛んだ。
 そう、周りの山々はすっかり雪に覆われ、参加メンバーのみんなが急に元気になったのだった。






 設営場所を探すのに多少時間が掛かってしまったので既に辺りは真っ暗だが、早速、設営にかかり夕飯の準備をすすめた。夕飯は吹田2団のRSのお決りの「キムチ鍋」、何故か当団のRSはキムチ好きが揃っていて、キャンプに行くととにかくキムチを買ってくるので、テントの中はいつもキムチ臭い!!!




 さすがに雪の中でのキャンプという事だけあり、当たり前のことだけどかなり寒い。
我が団ではここ最近雪の中でのキャンプは行っていないし、雪山仕様のテントなんてものは持ち合わせていなく、普段ボーイ隊のキャンプで使っているドームテントを持って行ったので尚更寒さが身にしみたが、なんとか眠る事はできた。
 ただ、翌日聞いた話では皆何度か寒さで目が覚めた、との事。




 風も強く、また気温も低いので少しでも熱効率を良くする為に雪に穴を掘っての即席ガスストーブ用のかまどの調子も良く、食事には問題が無かったが、やっぱりガスでは少々きびしさを感じずにはいられなかった・・・。
 こんな事なら個人装備のストーブを持ってくれば良かった・・・。










  2日目はちょっとした雪山登山(?)という名のハイキングに出かけて、気分はいっぱしのアルピニスト気取りで、(こんな事を書くとほんとのアルピニストの方々に怒られそうだけど・・・)雪の斜面を道無きとこをぐんぐんと登っていった。
  


 みんな普段は滅多に見せる事の無い冒険心と好奇心に満ちた笑顔を見せ、そう、少年のときなら誰もが毎日そうであったはずなのに、いつのまにか忘れてしまっていたあの笑顔を思い出した様にはしゃいでいた・・・。