ボーイスカウト吹田2団【平成15年7月12日発行】


第138号


6月22日 行って・見て 楽しもう ビーバー隊

4年ぶりの大阪府立大型児童館ビッグバーン見学、開館4周年記念として入館のときに子供たちはメダル大人はポストカードをいただいた。
スカウトに落とさないようにハバザックの中にしまっておくように伝え4階にあるコインロッカーに荷物を入れるようにした。
ジャングルジムは7階まで行ったら止まっておく事、そこで班分けをし、その後3階で11時30分まで自由に遊ばせた。

 

他の子供たちもいるので、順番にすることと譲ってあ げることも忘れないように。
 
ここ、ビッグバーンは下見の時も雨に降られた。
今日も着くと同時に雨がぽつんと降ってきた。雨行事 としてもOKだから雨になるのだろうか。
さて昼ご飯の時間になってきたのでロッカーから荷物 を出してバルコニーみたいなところで食べる。すでに 団体できているところはブルーシートが敷いてあった。
 椅子のところが空いていたのでそこで食べることにし た各自シートを人が通れるように敷いておくこと。

さて、午後からは昔のお店屋などをコンパクトに再現してあったり、リーダーにとっては懐かしいものや、いろいろなものが見学体験できるコーナーをまわった。

また、ミニ音楽コンサートがあると聞いて見に行った。2時からのパワーユニット(体感映像)「ベアルとメロウの壮大な旅物語」を映像と動くイスで楽しめるシュミレーションシアターを体験した。


終了後荷物を持って帰るしたくをし駅まで歩いていく。
電車の中では岸辺に着くまで誰も寝たスカウトはいなかった。みんな元気だ。
お疲れ様でした・・・・・




6月22日 よく見て歩こう、千歩・千里・千里眼 カブ隊 

今月は、社会見学で阪神淀川駅から徒歩で数分のところにある「大阪市下水道科学館」へ行きました。
展示、シアターやゲームなどを楽しみながら下水道のしくみや役割を勉強出来る施設です。

 

まずは地下探検号に乗って世界各地の地下の名所を回ります。前方の映像に会わせて乗り物が上下左右に 揺れる乗り物で、遊園地気分だけど乗り物酔いには注意です。その後、午後2時30分の全体集合まで各組ごとに行動しました。
5階の「水のシアター」は水が地球環境のために果たしている役割を紹介しているコーナーで3Dメガネを借りて立体映像が楽しめました。
画面は数メートル離れているのに手を伸ばせば触れらるような錯覚に、みんな思わず手をのばしていました。

 

4階の大雨体験コーナーでは、1時間60ミリの超豪雨を体験しました。バケツの水をひっくりかえしたようなドシャブリの雨、最近も降りましたね。

                                    
3階では、下水道に関するクイズに挑戦したり、図書館もあり自由に本が閲覧できます。
集合時間まで各組ともゆっくりと見学することができました。
全体集合し、今月の歌となわ結びで、はりずなとえびむすびを練習して下水道科学館をあとにしました。

遊びながら下水道のしくみを知ることができる楽し い施設で、入場は無料です。是非ご家族でも行ってみてはいかがでしょう。






6月15日 神戸不思議発見 ボーイ隊

6月15日、ボーイ隊は恒例の史跡めぐりハイクを行いました。
今回の舞台は「神戸」。奈良・京都・大阪とこれで四都目です。他の三都とは明らかに違った趣きをスカウトは感じてくれたことでしょう。
前日の雨もなんとか止み、岸辺南公園から交通費・昼食代をもって班ごとに出発。女性だけのファミリー班も参加です。
スカウトは班集会で下調べをしており、しっかりと地図も用意してありました。さすが2団ボーイ隊!
ハイクは神戸市内のスポットから出題された問題を解きながら、ゴールの異人館を目指すコースです。
途中の中華街ではしっかりとリーダー・スカウトが遭遇・・・。
名物の豚まんをおみやげに、デザートまでフルコース(?)堪能しました。限られた金額の中でスカウトは上手く選んでいて、ボーイスカウトということでおまけ付きの班もありました。
ファミリー班は生田神社で花嫁さんに出会うということも!!
震災関連の問題からメリケン波止場、中華街、そして異人館とそれぞれの問いをクリアして、ちょっと時間オーバーしたものの、全員無事ゴール。
ラスト問題にスケッチをしてもらったのですが、どの班もポイントを押さえていて、2団は芸術的な面もすごい!と改めて思いました。
最後は「風見鶏の館」をバックに記念撮影をして帰路に。帰りもやっぱり路面のお店についつい目がいくのでした。(本当におしゃれなお店が多いんです)
さて、次回はどこでどんな人に出会うでしょうか。



 “鮑のつぶやき” 
   Back to nature (VOL.W) 
    育成会長  辻本繁夫


♪名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る椰子の実ひとつ・・・・・♪
ご存知のように島崎藤村の叙情詩「椰子の実」は、この地に流れ着いた南国の椰子の実を題材にしたものです。
しかし実際に椰子の実を見たのは藤村ではなく友人の柳田国男で、1897年(明治30年)にこの地、伊良湖を訪れ、近くの浜で南洋から黒潮に乗って流れ着いた椰子の実を拾った。    
この話を柳田から聞いた藤村がイメージをふくらませて詩にしたと言われています。
この地、愛知県は渥美半島の先端にある伊良湖岬に行きました。どこまでも続く長い長い海岸線白い砂浜と雄大な三河湾、伊勢湾、遠州灘、それに黒潮おどる太平洋 (この太平洋の向こう岸はアメリカのウエストコーストです。勿論見えませんが。)に突き出た形の半島です。
柿本人麻呂、西行らによって古くから歌われてきた伊良湖の景色は、現在も変わらぬ姿で我々旅人を迎え入れてくれます。
ここは景勝地であると同時に伊勢街道の要所でもありました。
浜名湖の西、白須賀で東海道分かれ、片瀬十三里に沿って渥美半島を西に向かって伊良湖岬から海路、伊勢へと続く伊勢街道は信仰の道として古くから賑わった街道です。
 
「鷹ひとつ 見つけてうれし いらご崎」 芭蕉

芭蕉の「笈の小文」の中にある一句です。この地に隠棲していた弟子の杜国とともに伊良湖岬を訪れたときのものとして、よく知られておりますね。
伊良湖岬の先端に立つ白亜の灯台から、その名の響きも美しい伝説をもつ、無骨な筆者には余り縁のない名称を持つ“恋路が浜”をそぞろ歩けば、サラサラとした砂の感触と波の音に心が洗われます。
あくまでも青い空と海を眺めながら散策していると、人里離れた岬で一羽の鷹にぬくもりを感じた芭蕉の心を実感することができます。
今朝この地で少し早起きしてホテルを抜けだし、朝日(The Rising Sun)が昇るのを見ました。
茜色の空がしだいに透明に白んでくる。そのうち鯨のようなかたちをした雲が緋色に染まり、ふいに金赤にもえあがったとみると強い光が私の目の奥をギラリとさしつらぬきました。
松林も、海面も岬も生き返ったように薔薇色に輝いています。
目を細めて太陽を見つめると金色のレーザー光線のように揺れながらこちらへさしてきます。岬の上の雲がなんとも言えない色に染まって、何と言いますか、不思議な感覚にとらわれます。
ちっぽけな自分をはるかに越えた大きな大自然の波動のようなものを実感する瞬間です。

荘厳、荘重な雰囲気があたりをつつみます。この大自然の中に自分を置いたとき、思わず我れ知らず身震いするような感動につつまれ、いつの間にかお日様に向かって手をあわせている自分を知ります。
よく軽々に単なる自然崇拝ではないか、などと申しますが、我々は人知に計れない大自然の営みの中に生かされているのだと感じた時、それ、この感覚こそ信仰の原点を体感することになります。
どうぞ皆様にも今一度 Back to natue (自然に返って)自分を見つめ直す時を持とうではありませんか。