ボーイスカウト吹田2団【平成14年9月7日発行】
第128号



今年1年を振り返って 団委員長 藤井武司

今年は、50周年記念行事⇒スカウトカーニバル⇒13NJと行事が盛り沢山で例年にない大変な年でした。
この忙しい1年を過ごした中で今までにない貴重な体験をしたこと、又、反省すべきことが色々有ったことと思いますので振り返って見たいと思います。
最初に、今年度2団の活動で重視していきたいことは、団方針として次の4項目を掲げました。

  1,スカウトに魅力あるプログラムを展開し、個人の活性化を図ろう。
  2,互いに助け合い活動の発展を図ろう。
  3,過程(計画−実行−評価−措置)を大切にした活動を行おう。   4,50年の歴史を振り返り、将来へつなげよう。

1,2,3,については、今年だけの目標ではなく常に重要視すべきことであります。
又、今後も継続して進めて行くものと考えます。
従って成果についてもこれから後スカウトがどう成長するか長い目で見る必要があります。
次に、団として活動はどうであったでしょう。
先ず、50年の節目に当たり、記念行事を実行したことであります。
計画に当たっては、今までのやり方にとらわれず色々なアイデアを出し合い、みんなで役割分担をして準備を進めました。
又、記念式典は、出席者全員が参加して作り上げ、そして盛り上げる内容に致しました。
スカウトカーニバルは、日頃隊活動では出来ない各隊スカウト同士の交流や、育成会員への訓練成果の披露、そしてお互いのコミニュケーションの場として位置づけております。
そして何より参加者が楽しめることです。
今年は、お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんが幼い頃楽しんだ遊びの掘り起こしと、うどん作りに挑戦しました。
又、キャンプファイヤーでは世界の仮装(?)をしてみました。
食事作りは、育成会員のみなさんにもお手伝い頂きました。
みなさんの感想はどうでしたでしようか。  
育成会員の皆様へは、毎月発行の「やまびこ」で各隊の行事を写真などと共につぶさに報告致しました。 
今年度10名を越えるスカウト入隊があり、久方ぶりの増員となりました。
一方、隊行事においては指導者不足が顕著になり、今後の課題となります。
これらのことより、活動としてはおおむね良好であったと思います。
スカウト活動は、スカウト・育成会員・指導者が三位一体となって作り上げて行くものです。 
今後もご支援、ご協力をお願い致します。


8月4日 海遊館見学 ビーバー隊

大阪港にある海遊館の見学。ここに来たことのあるスカウトやリーダーも何人かいるだろう。
夏休みの間は開園9時からだ。
遅くなると人も多くなるので予定時間よりも30分早く出発した。それでもかなりの人が来ていた。
南田班・仲尾班・隊長班3班に分かれて見学した。
団体割引が利用でき、一般客より少し早く入場できた。
最上階はかなりの人でなかなか見られない。
少しの隙間を見つけて列に入り見る。1分も見ないうちに前に進まないといけない。

ループ式になっているのでそこで見なくても少し下に行くと人が少なくなっているのでゆっくり見ることができた。巨大な水族館だ。
ジンベイザメ・マダラトビエイも近くで見るとかなり大きい。アザラシ・イルカのミニショウなども見ることができる。いわしの群れは、200〜400メートルの深さに住んでいる。世界最大のカニも数匹いた。クラゲや、深海にいる魚も素晴らしく綺麗だ。
最上階からの見学所要時間は1時間30分。それから日陰で昼食をとる。
13NJの移動班や見学を兼ねた他府県のボーイスカウトがかなり多かった。
昼食後、リーダーの目の届く範囲で自由にさせていたが、カンカン照りの中で汗かきながらもスカウトは全員が仲良く遊んでいた。




8月16〜18日 ハートフル フォーエバー カブ隊 


場所: 三田伊丹市立青少年野外活動センター

みんなが楽しみにしていた、夏のロッジングの始まりです。
この行事でくまスカウトはボーイ隊に上進です。うさぎ・しかスカウトも進級します。
今回はボーイ隊とベンチャー隊も一緒です。
開村式の後、すぐにセンターの後ろにそびえたつ、羽束山
にハイキングに行きました。残ったリーダーとベンチャーは備品の搬入です。
ベンチャースカウトがリヤカーを引いて手伝ってくれました。
ロッジまでの道は急な坂道で、もうくたくたになりました。ベンチャー隊に感謝です!!、

ハイキングから帰って、みんなで大焼肉大会です!!
おいしかったです。みんないっぱい食べたね〜!
このあと、シャワーに入りました。シャワーは水なのですが、100円入れると2分30秒だけお湯が出るのです。
お湯を浴びたいので、スカウトに100円渡すことにしたのですが、ただ渡してもおもしろくないので、
「プチきもだめし」をすることにしました。
活動センターの入り口に古い汽車が置いてあり、その中で隊長から100円を受け取る。
途中ベンチャースカウトとリーダーで驚かすという計画です。
スカウトは一人づつ出発したのですが、いつのまにか2人組になり、おどろかされては『きゃ〜ぎゃ〜ひぇ〜』と大騒ぎで、無事隊長から100円もらって暖かいシャワーを浴びました。
実は一番こわかったのは、古い真っ暗な汽車の中にいた隊長だったことは言うまでもありません。
 
2日目は朝から、羽束川で魚つりと手作りのダンボール船乗りです。
竹で出来たつり竿に、みみずや食パンの耳にお酒をしみこませた餌で、魚つりスタートです。

みんな腰までつかって、真剣に糸をたれていました。
見事にくまスカウトが釣り上げました。ダンボール船はバランスを取るのが難しいのですが、全員が上手に乗ることが出来ました。
さあ!お楽しみのすいか割りです。みんなでわったすいか、美味しかったね。
この日は川遊びで疲れたのか、みんな“ばたん・きゅ〜”と寝てしまいました。



最終日の朝がきました。
今日で、くまスカウトはボーイに上進します。
なんだか寂しいです。
午前中は紙で作ったミニロケットを空気圧で飛ばすプログラムを行いました。
いよいよくまスカウトの追い出しです。
ついこの間、ビーバーから上進してきたと思ったのにすっかりお兄ちゃんになりました。
後輩スカウト・保護者の方やリーダーで鯉の滝登りをしてた後、『しっかりやれよ!!』『おめでとうウオウオウオ!!!』と祝声をおくりました。

あっという間の一年間でした。
保護者の方のご理解とご協力で無事に行事を行うことが出来ました。
来期もリーダー一丸となって頑張りますので、よろしくお願い致します。

Jamboree〜ジャンボリー〜 ボーイ隊隊長  友岡清一

先日、大阪・舞洲で第13回日本ジャンボリーが開催され、無事に終了しました。
吹田2団からも5名のスカウトが参加し、様々な体験をし、ひと回りもふた回りも大きく成長した事と思います。
帰ってきた彼らの話を聞いていると、ジャンボリーに参加できたことが羨ましくさえ、感じます。
僕自身は今までに11NJ(第11回日本ジャンボリー)、19WJ(第19回世界ジャンボリー)に参加し、今年の年末にタイで開催される第20回世界ジャンボリーに参加の予定ですが、これらは全てスカウトとしてではなく、指導者としての参加なので、今回ジャンボリーに参加したスカウト達がスカウトとして参加できたのを人一倍羨ましい〜と感じています。
Jamboree(ジャンボリー)ですが、意味は「お祭り」です。
4年に1回開催されるスカウトの祭典で、日本ジャンボリー、世界ジャンボリー、アジア・太平洋ジャンボリー等、世界のあちこちの地域で開催されていて、日本ジャンボリーと世界ジャンボリーについては4年に1回ですが、アジア・太平洋ジャンボリーの場合は2年に1回と、開催時期も異なっています。
では、実際にジャンボリーでは何をするのかと言うと、@「様々なプログラムに参加」、A「他隊・他国のスカウトとの交流」が大半を占め、それぞれがそのときのジャンボリーテーマに沿った取り組みを行ないます。
でも、やはり楽しいのはプログラムに参加というより、他隊や他国のスカウトとの交流ではないでしょうか?僕は今までにジャンボリー以外のスカウト活動も含めて様々な国のスカウト・スカウターの人と話をしてきましたが、初めて会った人でも同じボーイスカウトというだけで、お互い信頼し合い仲間意識をもって話しができます。
外国のスカウト関係者と話をした時にはボーイスカウト運動が世界規模で展開されている活動だという事が特に感じられ、スカウトとして参加した場合だけでなく指導者として参加したときにも同様で、プログラムの参加は出来ないけれど、交流という面では全くスカウトと同様の体験ができます。
ただ、ジャンボリーについて言えば一番の醍醐味はあの独特の雰囲気ではないでしょうか?この雰囲気の説明は言葉では言い尽くせませんが、今から何が始まるんだろう?という期待を感じさせてくれるのがジャンボリーです。
前回の世界ジャンボリーに参加した大阪のスカウトで「もう世界ジャンボリーには行かない!」という感想を言ったスカウトがいたそうです。
でもよくよく聞いてみると、実は「すごく面白かった!出来るかぎり多くのスカウトに参加してもらいたいので、一度行った僕はもう行きません。他の誰かに行ってもらいたいから…」と、いう事だったそうです。
1人の少年がそこまで考え、決意させる事が出来たジャンボリーって言うのは一体どんなとこなんでしょうね。
ぜひ、みなさんも一度ジャンボリーの雰囲気を味わってください。 弥栄

編 集 後 記


9月に入り、すこーし秋の気配が感じられるようになりました。長いようで短かった(?)夏休みも終わり、学校は2学期、ボーイスカウトは新年度を迎えます。
気持ちも新たにがんばりましょう。
10月6日(日)は育成会総会です。是非ご参加ください。