ボーイスカウト吹田2団【平成13年11月10日発行】

  
118号

2001年度活動に当たって 
団委員長 藤井武司

今年度、2団の活動で重視していきたいことの2つめは次の項目です。

2. 互いに助け合い活動の発展を図ろう

今回は、特に育成会員へのお願いとなります。  
「帰り道で、100円拾ったよ。どうしよう?」小学校1年生の子供が問いかけてきました。 お父さん曰く、「100円くらいなら貰っておきなさい。」「いやいや、交番に届けるべき。」とお母さんは思います。・・・・さて、子供はどうしたらよいでしょうか。

これと同じようなケースがボーイスカウト活動の中にも幾度もあります。
班集会や組集会、隊活動の中でスカウトの様々な反応や行動が見受けられます。
リーダーの言うことをなかなか聞いてくれません。時には反発することもあるでしょう。スカウトの行動は家庭のしきたりや家族の考え方を反映します。  

それぞれの考えを持った個々人の集まりをまとめ、物事を進めることは、組織としての永遠の課題と言えます。
隊活動の基本、指導者の考え方、そして育成者(両親)の考えをお互いが理解することに始まると思います。
隊活動への参加はもちろん、ファミリー会議、隊説明会、育成総会へ積極的に参加されお互いのコミュニケーションを計ることをお願いいたします。
(次号につづく)

10月14日 寿楽荘運動会と芋掘り ビーバー隊

朝からとてもよく晴れた気持ちの良いお天気。
寿楽荘の運動会の始まりです。
最初は恥ずかしそうにしていたスカウト達も時間が経つごとに「次の出番は・・・・?」と聞いてきたりして、競技への参加もとても楽しそうでした。
リレー・綱引き・玉入れと、色々の種目に参加しました。
赤・白頑張れ !おじいちゃん・おばあちゃんも頑張っています。

お昼からは、今年4月に亡くなったローバー隊・山内隊長のご家族から「供養だと思って、お芋掘りをしてくれませんか?」と声をかけていただいたので「お芋掘り(さつまいも)」をしてきました。
今日のお芋掘りは「ご供養」ということで、まず畑の側にあるお墓にお参りしてきました。     いよいよ 作業開始! 昨年ジャガイモ掘りをした経験が生きているのか、準備は万端・手つきもなかなか良い感じ♪
お芋はとても大きく育っていました。 

最初に作業にかかったため待ち時間はちょっと退屈・・・・!?
いえいえ、遊びが得意なビーバー達のことだから畑は立派な遊び場となり、スコップで土遊び♪ 虫を見つけて喜ぶ♪ あちこちで、いろんな遊びが展開されていました。
マルムシを集めてマルムシランド(!?)まで出来上がってしまうくらいですから・・・・・
スカウトだけでなく ファミリーも大喜び!!
子ども達より嬉しそうな顔してましたよぉ〜
参加者みんなにたくさんのお芋を頂いて行事を終了しました。
お父さんお母さんにいろいろなお芋の料理を作ってもらい食べてください。
山内家の方々、お世話になりありがとうございました。


10月21日  BVの基本動作   ビーバー隊

場 所 カナリア公園

午後からの行事。2時間で、基本・歌・ゲームを教える。
新入スカウトが基本になって、新入と現スカウトと向かい合わせに並ばせ、サイン・敬礼・休め、 この3つは何処に行っても使うので覚えるようにと練習。

新入スカウトは、多分今やっている事、ちんぷんかんぷんだろう。これも徐々にわかってくる。
やっている最中にあっち向いて遊んだり、隣としゃべったり落ち着きがないが、徐々に覚えてくるだろう。
トイレ休憩の後、唄いながら手足などを使うゲームと言うかパフォマンス的な運動で、体が温かくなっていく。
面白おかしく結構喜んでくれていた。
そして、今期始まって最初の靴とばし。誰が一番飛ぶか、いっせいに飛ばした。前に飛んだり後ろに飛んだり、横に飛んだり色々。
次は5人ずつで。あとの人は座って見ている。よーい始めの合図で足を振り上げる。
1位〜3位までのスカウトに拍手、今度やるまでに、練習してきて!ただし、何時やるかわからないが、それまでのお楽しみ。

次に、2人ずつ組んでジャンケンして負けた組は勝った組の後ろにつき、段々と長くなっていく。
一番勝った組から順番におやつを副長の所へもらいに行く。全員行き渡った所で「食べてもいいよ」
今回おやつのゴミはリーダーの所まで持ってこさせたが、普段は自分のポケットの中か、ハバザックに入れて持ち帰らせている。

10月14日 人のために私たちが出来ること カブ隊

今日は、特別養護老人ホーム「寿楽荘」の方達と、恒例の「町内生き生き運動会」への奉仕参加です。
学校や市民体育祭とはちょっと違う、お年より優先の運動会です。
毎年やっているので、もうスカウトたちも慣れているのですが、今年は地区の子供会の参加がなく、スカウトたちは競技に出っぱなしで、疲れたかもしれません。
家に、お年よりのいないスカウトのほうが,多いのでとてもいい経験になったと思います。
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に玉入れをしたり、車椅子のお年寄りとのリレー、綱引きなど一生懸命に投げたり,走ったりしていました。

なんと言っても、賞品を頂く時が一番嬉しそうでした。
正直なものです。
最後に、これも恒例の、くじ引きタイムがあり、その賞品もゲットしました。

運動会のあと、今年急遽された、ローバー隊長のお墓参りに、団の皆で行きました。お墓参りも、あまりした事がないスカウトもいて、見よう見真似で、お参りをしました。
その後、亡きローバー隊長のご家族の御好意で、丹精こめて作られたさつま芋を掘らせていただきました。
掘るまでの待ち時間が、少し長かったのですが、ミミズを見つけたりしながら、順番を待ちました。やっとカブの番が来て、畑の中に順番に並んで、掘り出すと、大きな大きなさつま芋がどっさり、すごい大きいのがでてきた時は歓声が上がりました。
そのあと、おやつまで頂き、皆でご家族の方にお礼を言って帰りました。
本当にありがとうございました。                 感謝

10月7日 市民体育祭   ボーイ隊
参加リーダー:4名 参加スカウト:1名  以上5名が行事参加
場所:岸2小学校
例年同様、今年も入場行進の際の旗持ちとその後の掲揚を担当した。
例年と違う事と言えば参加人数だろうか…。
今年は特にボーイ隊からの参加人数が少なく他隊やリーダーも総出での奉仕となった。

10月14日 寿楽荘運動会 墓参 芋掘り ボーイ隊
参加リーダー:2名 参加スカウト:8名  以上10名が行事参加
場所:吹田第二中学校
こちらもまた例年通りの参加となり、例年と違う事と言えばスカウトに福引の景品が当たった事だろうか…。
特別養護老人ホームということで入所者の人とのふれあいという面では難しい点もあるが、スカウトにとっては普段なかなか接する機会の少ないご老人たちと一時を過ごせ、またお役に立っているという点では大いに意義のあることなんだな〜と感じている。
いつか、もう少し距離の近づいたふれあいの機会を持つことができればと思う…。

10月7日 市民体育祭 ベンチャー隊

今年も各地で市民体育祭が開催される中、2団は例年通り岸部地区の体育祭に開会式の旗手として参加した。
午前8時30分に岸二小学校に集合。ボーイ隊だけでは人数が足りず、ベンチャー隊、そして団委員長も参加での旗持ちとなった。
開会式そのものは、いつもと同じだったのですんなりと進行したが、ポールに旗を結ぶ際に、完了間際で、旗が上下逆さまに結んでいることを発見!慌てて付け替えたので時間的にちょっと手間取ってしまった。
掲揚の際も、正副入るにもかかわらず、日頃の儀礼通り出来なかったようだ。
まだまだ、修行が足りぬ!がんばろう。一応、国旗と地区旗の掲揚でお役ご免となり、お昼の弁当を頂いて解散。
今年の弁当は、いつになく豪華だった。弁当といっても弁当ではないのだが、あんパン、クリームパン、ジャムパンなど三個と、マクドナルドの500円券とジュース券のセットが、一人分として支給された。結構な量だ。こんなにもらっていいの!?


10月7〜8日 プロジェクトキャンプ ベンチャー隊

場所:淀川 鳥飼大橋のたもと

昨年、東京へ戻られた阿出川元隊長と津留の二人だけで、同じ場所でキャンプして早一年がたった。今年は、スカウトだけでのプロジェクトキャンプとしてよみがえることになった。もっとも、当初は、鳥飼大橋の下ではなく、白島東側の予定だったが多忙なベンチャースカウトが多く、夜だけでも参加してもらえるように、より近場のこの場所に変更となった。

プロジェクトキャンプ報告
※天候について
(井 谷)くもり時々くもり 寒くて風が強かった
(岡 本)風が強く、とても寒かった。
(中 井)激寒でした。風が強すぎです
(田 村)橋の下のせいでとても風が強かった。こんなに寒くなるとは思ってもなかった
(佐々木)今回は夜は寒いと思っていたが、夜は寒くなく、朝方がとても寒かった。自分がここに来たのは夜の12時頃だったので、天候にはあまり気を使わなかった。7日・8日ともに晴れ

※準備品について
(田 村)今回持ってきた物だけで十分だった。
(中 井)及第点です。
(岡 本)自分の持ち物は完璧だった。隊備品におたまがなかった。大きいランタンが欲しかった。
(井 谷)おたまがなくて、お湯を入れるのがしんどかった
(佐々木)遅れて来たこともあって、準備品にはあまり目を通していないが、ベンチャーともなるとこれくらいの装備でいけるんだなと思った。

※食材について
(佐々木)ベンチャー隊に入って初めてのキャンプ(ベンチャースカウトのみでの)で食材はどうでも よかった。なぜなら、これからの練習キャンプが、どういうものになるか見たかったからである。
(井 谷)カップ麺ばかりやったけど、なかなかうまかった。
(岡 本)インスタントラーメンばかりであまりにも簡単だった。
(中 井)楽できすぎですね・・・まあ構わないわけですが。
(田 村)あまりにも簡単すぎた。栄養が偏りすぎ。

※次回する場合の改善点について
(岡 本)いつも通りがんばる。
(田 村)もうちょっと暖かい装備で行く。
(佐々木)もっと、料理らしい料理を作りたい。



WILD BOYS REVIVE AGAIN (蘇れ!野生児))
カブ隊隊長 船野年雄

この活動をやってきて、ふと子供時代をふりかえって思い起こすと、なんと無鉄砲な事をしていたのかと、今思うとぞっとします。
田舎育ちの人は、身近に自然に接していて、日常生活そのものがアウトドアライフの様に感じますが、私達は大阪生まれの大阪育ち。 根っからのシティボーイである・・・。と云えば聞こえはいいが、実は下町の、どぶ板長屋のストリートチルドレンである。
それなりに逞しく、それなりのアウトドアライフがある。

どこへ行くのも自転車で行く。これをサイクリングと云えばかっこいいが、そうではない。単なる貧乏人のトラフィックの手段である。その自転車も、一家に一台しかない。
おとな用の自転車を三角乗り(フレームの間に足を入れてペダルをふむ)などをして、運転技術をみがき、そして尚且つ新聞配達で鍛え、又そのアルバイト料で、中古の自転車を購入する。
一石二鳥である。

その自転車で、よくキャンプへいった。猪名川の鶯の森や京都の嵐山など、少々長距離でもびくともしない裏わざがある。
時々前に走ってるトラックの荷台をつかんでひっぱってもらう、なれたものである。しかし、ひとつ間違えれば大事故につながる。

また鶯の森では、能勢電鉄の鉄橋から、猪名川へ飛び込む。嵐山では、海水パンツのなかにビーチサンダルはさみ、ボディーラフティングで川下りをする。
岩にぶつかりそうになるが、岩の手前で水流が分かれ、いがいにぶつからない。川下でビーチサンダルをはいて、又山を上る。今からおもえば無茶苦茶である。
又、キャンプ道具もろくなもんではない。食器は、アルミの弁当箱、毛布で作った寝袋、それも母親の手作りで、愛情がこもっている。
そんなこんなキャンプだが、最高に楽しい。

街中の遊びも、おもしろいものがいっぱいある。
エスケン、ドンガラドン、クチクホンカン、こままわしおにごっこ、ラムネのメカチン、クギサシン、どううま 玉こめてドッカンなど、どれも聞きなれない遊びかもしれないが、最高に面白く、だんだんヒートアップしてくる。しまいにはラディカルになってくるけど、そこまでである。決してケンカにはならない。そこには ルール以外に暗黙のおきてとか、礼節があったような気がする。

今の子供達をみていると、群れをなして遊ぶ事が出来ない、群れに入る事すら出来ない。非常に残念でならない。
群れをなして行動する事によって、いい意味での対人関係、上下関係、連帯感な
 どが生まれる。私達おとなも、今一度少年時代を省みて、野生児の夢と冒険の術を、リレーションしていきたいものである。

来 月 の 予 定
* 11月11日 箕面昆虫館見学 箕面市 *11月10〜11日ボーイ隊キャンプの支援
*11月18日 技能章考査会  北千里野活
* 11月3日 カブラリー(連盟行事) 舞州
*11月17〜18日  ロッジング北千里野活
未定
* 11月10〜11日 新入スカウト歓迎キャンプ
箕面 奥の院
*11月18日 技能章考査会 北千里野活

編集後記

秋が日一日と深まってまいりました。そういえば、先日のさつまいも、皆さんは どんなお料理
 で食べましたか? 焼きいも・天ぷら・スイートポテト・大学芋それとも・・・・?
 11月は、ビーバー、ボーイ、ベンチャー、は紅葉の箕面へ、カブ隊は北千里でロッジングと、秋の
 野山を満喫できるプログラムです。秋晴れの空の下で楽しい活動ができるといいですね。