平成13年 BOY&VENTURE
夏長期キャンプ
(8/9〜8/14)

今年は、茨木市の竜王山山頂でキャンプを行った。忍頂寺から200m程登り道を登ったところだ。
標高510m程の山頂は、とても見晴らしが良く、茨木市内はもとより、
大阪市内、遠く京都まで大パノラマが拡がる。
また、気温も過ごしやすく、日中で作業をすれば、汗もでるが、木陰で休んでいるとわずかな風でも、
とても心地よい。夜ともなると、少し肌寒い感じだ。
ここら辺では、クーラーは全く必要ない。蒸し暑い地べたからきたものには別世界といった趣だ。

 

ただ、ここにはとてつもない苦労がある。水がないのだ。
巷では、今年も既にO157の犠牲者がでている。
不衛生になりがちなキャンプ生活に水を手で運び続けなければならない。
しかも、今回は5泊6日の長期キャンプだ。
最重要課題として、「いかに衛生を保つか」をあげた。

 

水で薄めるタイプの消毒液を洗面器に作り、トイレの前と、調理をする横に設置した。
食器を洗った後は、除菌スプレーや、除菌キッチンクリーナー等で仕上げる。
食材は、毎日、サポートチームに運んでもらった。(ほんとに感謝、ありがとうございます)
残った食料は、もったいないけど全て捨てた。
ちょっとの手間を惜しんで、あるいは、もったいないからと次の食事に回して、
O157にやられたら取り返しがつかない。終始そのことだけは肝に命じた。

 

キャンプ終盤になるころ、スカウトが、除菌スプレーの詰め替えをもらいにきた。
丁度、リーダーの方もなくなったころだった。ちゃんと使ってくれてたんだとわかり、うれしかった。
幸い、キャンプ中、ランタンで火傷が一件あったが、体調を崩す者は一人もいなかった。

 

ボーイ隊は、サイト設営と日々改善、2級スカウトの課題にチャレンジする中、ベンチャー隊は、上班または
隊付として、支援する他、ベンチャー章取得にむけ、今回ソロキャンプを実施した。
このあたりは、街灯が全くない。したがって、夜ともなると、真の真っ暗だ。
初日の晩にソロキャンプ実施予定だったが、ボーイ隊の隊長がこわい話をしたもんだから、
全員尻込みしてしまい、結局その日は見送り、2日目に実施した。わからんでもないが、結構なさけない。

 

ここでは、毎日、夕方になると夕立がある。ぱらぱら程度のものなのだが、
キャンプ4日目の夕立はすごかった。
この日は日曜日と言うこともあってか、保護者の方々が多数、例の食材や水を運んで来てくれていた。
夕食は、スカウト各班とリーダーがそれぞれ腕によりをかけて食事を作り、
持ち寄ってみんなで食べようと言う趣向だったので、一緒に食べましょうということになった。
午後6時半頃、料理も出来上がったので、リーダーサイトに各班の料理を運ばせたその矢先、
豪雨に見まわれた。それはもう滝のような雨だ。
見る見るうちに、サイトまわりが川に変貌。あわてて、側溝を掘る。ブルーシートでサイトの屋根を追加。
約1時間、激しく降ったあと、ようやくやんでくれた。しかし、地面は惨憺たるものだ。
風がなかったのが幸いして、また絶妙のタイミングで、作った食事はリーダーサイトに運んでいたので、
完璧に無事だった。やれやれ、飢えずに済む。

 

みんな、パンツまでぐしょぐしょになったけど、料理の味は格別にうまい!
ひどい状況だけに、むちゃくちゃうまい!長く記憶に残る夕食だ。

 

最後の日の夜は、この日追い出しのスカウトの、たってのリクエストで「花火」を行った。
打ち上げ花火は火事の危険性を考えてしなかったが、結構楽しんでいる。

こうして、6日間のキャンプも無事終了。
たくさんの方々の協力なくしては、実現出来なかったこのキャンプ。
ほんとにありがとうございました。
これからも、よろしくね!!

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