「菊スカウトになるにあたって

日本ボーイスカウト大阪連盟 吹田地区
吹田第2団 ボーイ隊
班名:コブラ 班長 氏名:板倉 協平

僕が、スカウト活動で一番心に残っている思い出は、ボーイ隊に入って1年目の夏、茨木の忍頂寺の山で、4泊5日したことです。
そこには水がなくて、山を少し降りた所まで行かないと、水はありませんでした。だから、みんなで水をタンクに入れて、運びました。とても重かったです。その時から、水の大切さを知りました。
また、竹を使って、サウナや、竹馬も作りました。
その夜に、「山道を下った所からバナナをとって来る」というルールで、肝試しをした時に、友達が30分位帰ってこなかったので、とても心配しました。
でも、無事に帰ってきたので、「なんで、こんなに遅かった?」と聞くと「バナナが見つからなかったから」と言っていました。
こんな真っ暗な山の中で迷子になってしまったら、大変だと思っていたので、僕は安心しました。

しかし、こんな楽しいことがある中で、急に雨が降ってきました。
水の無いキャンプだったので、雨はありがたかったけれど、勢いと雨量がすごくて、地面に川ができるほどだったので、逆に大変でした。

タープが、水の重みで耐えきれなくなりそうになり、屋根がある所に避難しました。おまけに、雷まで鳴りはじめて、とても怖かったです。
この時、自然の怖さを知りました。

しかし、この大雨の中で、隊長やベンチャーの先輩は、溝をほったり、荷物を守ったりして、動いていました。
しかも、雨に濡れて、寒くて震えていた僕に、ベンチャーの先輩が上着をかしてくれて、とても励ましになりました。
この時のことは、今でも忘れられません。

僕は、この時の隊長のように、大変な時でも、さっさと動けること、その先輩のように、人に優しくできること、を目指していきたいです。
そして、菊スカウトになったら、今までのキャンプの経験を生かしながら、「食べ物は自然の中から調達する」という、サバイバル風のキャンプにもチャレンジしてみたいです。




「菊スカウトになるにあたって」

日本ボーイスカウト大阪連盟
吹田地区 吹田第2団 ボーイ隊
ふくろう班 班長 氏名 岩橋 亜美

私は今までの活動の中で、一番印象に残っているのが、ボーイに入って初めての長期キャンプです。
ボーイに入って間もなかった私には、何も無い山の中で、5泊6日も過ごすなんて、前代未聞でした。
今となっては楽な道のりも、あの時はきつかったです。道の途中に、なぜか狸の置物が置いてあって、みんなで笑いました。
5泊6日本当にいろんなことをしました。
テントの張り方や、トートランヒッチを教えてもらったり、【マッチ2本で木だけを使い、火がつけられるか】という、火付けゲームもしました。
大抵の人は、腕立て伏せなどをして、マッチをもらい、6本ぐらいでやっとついていました。
その他にも、竹馬を作ったりしました。
夜には、肝試しもしました。キャンプ地のすぐ近くのお寺に、バナナが置いてあるから、それを取って帰って来るだけと聞いて、「簡単やん!!」と思っていたのもつかのま。
私達はてっきり、2人ずつで行くと思っていたのに、「ボーイの肝試しは1人ずつに決まってるやろ!」と隊長から言われ、泣く泣く出発しました。
風で木々がざわめきたち、昼見た狸に驚かされ、その上バナナが見つからない。ほんと泣きそうでした。

次の日、晩御飯の用意をしていたら、雨が降り出してきたので、急遽近くの避難所で、晩御飯をすることにしました。
食べているうちに、どんどん雨はひどくなってきて、足首まで浸水してきました。
さらに、雷が近くですごく大きな音でなっていて、落ちれば死ぬという恐ろしい状況でした。
でも、そんなに恐怖は感じませんでした。みんなと一緒だったから楽しく過ごせたんじゃないかと思えます。こんな経験めったにできないと思いました。

菊スカウトになったら、もっと自分の技術を磨いて、菊章に恥じない行いをするように心がけていきたいと思います。
私が菊面接を受けられるようになったのは、自分1人の力ではありません。隊長、先輩、リーダーの皆さんの指導のおかげです。この感謝の気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたいと思います。