平成11年11月 隊行事

山奥キャンプ!

毎年、9月、10月は何かと行事が多く、ボーイ隊独自で行事は実質今回の山奥キャンプが初めての行事になる。新入隊員のスカウトにとってはボーイ隊での初めてのキャンプと言うことで多少の不安はあったと思う。
その不安の第一歩はまず、キャンプ地と言われるところに着いたのは良いが目の前にはブッシュが広がっているだけで、どこにもキャンプのできるところは無かったことだった思う。
でも、今からキャンプをするにはとにかく目の前にあるブッシュを開拓していかないと行けない。
そのことはスカウト達にも分かっていたようで
しばらく考えて、班長を先頭にして、薮の中を進んでいった。
距離にすればたった10m程度も無いのに、かなり苦労した。抜けてみれば大したことの無い薮だったのだけれど・・・。

やっとのことでキャンプ地に着いたのは良かったが次に待ち受けていたものはキャンプサイトの設営だった。
辺りは竹林で、ほとんどが急斜面でそんな中でテントを張れるスペースを見つけ出すのは容易ではなかった。
それでも、なんとかテントを張れるスペースを見つけだし、テントを張り、竹と竹との間にロープを張り、上に板を乗せ即席のテーブル、1泊しかしないけど一応トイレも作り、何やかんやとキャンプサイトも完成した。

近くには摂津峡があり、河原でバーベキューをしているグループが多く、肉の焼ける匂いにつられるがまま、少し散歩がてらに遊びに行ったが、さすがに水は冷たくとても入る気にはなれなかったがスカウトの中には膝まで使っているものもいたのには少しびっくりした。

夜は我が隊の副長補からカロリーや栄養などについて、かなり詳しい話を聞いた。彼は学校でそんなことを専門的に学んでいるらしく、普段あんまり気にしていなくそういったことに疎い存在の私にとってもかなり興味深い話を聞くことができた。

さすが、11月ともなると、夜はかなり寒い!!!

翌朝の午前のプログラムは竹笛作りで、そこら中に生えている竹からめぼしいものを選び、早速竹笛作成に取り掛かった。
作成した笛でみんなで合奏とまではいかないまでも、まあなんとか鳴ったかなーって感じだったけど・・・。

なんとか、新入隊員にとってのキャンプも無事終わり、帰途についた。

【解散後に聞いた話】

今回のキャンプでは水は各班毎に用意という指示を出していたので
みんなペットボトルに水を入れて持ってきていたんだけどやはり、班によっては水が足りなくなったりする。
我々リーダー側はいつになったら「水をください」って言ってくるのかと思っていたんだけど、結局どの班も何も言ってこなかった。
「ちゃんと水を節約して使ったんだなー」なんて思っていたら、片方の班のスカウトによると
「今日の朝のスープは米のとぎ汁で作った」なんて言っている。
それを聞いたときになんか嬉しくなった。
大抵の場合、水が無くなったらリーダー側に水をもらいにくるのに、そうはせずに自分達で何とか工夫して
水を利用していた。米のとぎ汁を飲むのがいいのかどうかは別として。
ほんと、彼らもずいぶんとたくましくなったなー・・・。

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