平成11年6月 隊行事

六甲山縦走Part2

今回は、昨年に続いて第二回目だ。
六甲縦走のスタートにあたる「須磨浦公園」から、前回の出発地とした、「鵯越駅」までの区間を歩く


6月13日、天気予報では、曇りから雨とあったらしいが、幸いにもはずれてくれたようだ。
最近、事故続きなので、雨の場合は、予定を変更して、別プログラムにするつもりだった。
というのも、ガイドブックでは、前回の区間が難易度マークの「靴」マークが4つだったのに
対して、今回は2つにもかかわらず、「馬の背」というところが、とても雨では危険に思えた
からだ。まあ、どうやら雨は降りそうにない天気だ。

 

午前8時に、地元岸部南公園に集合、電車を乗り継いで、出発地点「須磨浦公園」に10時過ぎに到着。
早速、石の階段を登り始めた。最初の目的地は「鉢伏山」だ。
標高としては、全然低い山なのだが、急激に山頂まで登って、急激に麓まで降りることの繰り返しが
特徴の六甲山縦走。精神的にもえらく疲れる。地獄のしごきのようだ。

 

「鉢振山」のあと、「旗振山」、「鉄拐山」、「栂尾山」と続く。
「ええかげんにしてちょうだい」といいたくなるころに、昼食時間となった。

 

ここで、少し長めの休憩もいれる。この次にくるのが、今回の中で最も危険だと思っている
「馬の背」なのだ。疲れて、足元がふらつかれると、実際に危ないところだ。
尾根が1mあるかないかのところで、両サイドが、奈落の崖なのだ。
強風でも吹いていたら、渡りたくないところだ。

 

しかし、絶景である。風も心地よい。
途中、へたり込んでいるおばあちゃんがいたが、「足がすくんで動けなくなった」らしい。
幸い、大勢の仲間の人たちが後から追いついて来られたので、救助はその仲間の人たちに託した。

「馬の背」の尾根の途中に、展望場所らしき5m四方ぐらいの場所がある。
そこから直線で100m先ぐらいのところ(尾根を渡りきったところ)と二手に分かれて、手旗をした。
ギャラリーも多く、また、距離もあったので、送信者は緊張したそうな。
送信文「早く来い」を受信した、尾根組みは、早速、出発した。

 

「横尾山」で「荒熊神社」からの絶景を楽しみ、いよいよ最後の山「高取山」も無事走破して
本日の終点「鵯越駅」に到着。
相当疲れてしまった。実感的には、「靴4つ」と「靴2つ」は差がない。どちらももう結構です。



無事に帰りつき、今日の「ハイキング報告書」を作成。
最後に、各スカウトの今日の感想を掲載しておきます。

佐々木(兄): 「馬の背」あたりが、急な岩でおもしろかった。
階段の登り降りが多かったので足が痛くなった。
頭川: 「馬の背」がスリリングでおもしろかった。
歩くのが遅くて、みんなに迷惑をかけたから、来年はもうちょっと
体力をつけてがんばりたい。
新谷: かなり急な階段や差かがあり、のぼり下りが激しくてかなり疲れた。
佐々木(弟): 今日初めて、いっぱいの山を登ったけど、登っている時は、しんどかった
けど、登った後は、だいぶ楽だった。
田中: 階段が何百段かわからないぐらい多くあってすごくつかれた。


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