六甲縦走ハイク

の一部

今月は、有名な六甲全山縦走のコースの一部分をハイクした。
六甲縦走は、須磨から宝塚までの60kmほどあるコースだが、
今回は、その中でも難所の一つといわれるコースだ。
下見の時は、妙法寺から「高取山」鵯越(ひよどりごえ)を経て
「菊水山」「鍋蓋山」、大龍寺から縦走路を離れて、「布引の滝」
へと行くコースで歩いたが、少しキツイのではないかということで、
本番は、鵯越からとし、高取山は割愛した。



 

鵯越(ひよどりごえ)は源平合戦で有名な地だ。
歴史のロマンを感じながら快調に進む。この辺りは、平坦なところが続き
景色を楽しむ余裕がある。
次の菊水山は、標高458.9mだが、俗に「心臓破りの急階段」といわれる
文字通り急な階段が頂上まで延々と続く一本道となる。
小6スカウトの2人は、ここで既にみんなについて行けない。
筆者の私は、最後尾について、2人にゲキを飛ばし、あるいは一緒に休憩し
ようやくのおもいで頂上に到着した。(実は、小生歩くのは好きでないので
2人のペースが丁度よかったのだが)

 

 「菊水山」山頂で、昼食をとり、ソングをおおいに歌った。そして記念写真。
そのあと、必死で登ったのに、下山路へ向かう。登り同様極端に急な下りだ。
足への負担はこっちの方がはるかにキツイ。

 

「天王吊り橋」こえると、次の「鍋蓋山」へと続く。
「鍋蓋山」は標高486.5mで、「菊水山」より若干高いが、
「心臓破りの急階段」よりましな感じだ。
とはいっても、急な登りには変わりはない。ただ、頂上付近で道がなだらかになるので
体感的には、ずいぶん楽に感じる。

 

 頂上でしばし休息。後は下りと平坦な道が続く。ここまでくれば楽勝だ。
「再度山」とは尾根続きで山を越える感じはない。その途中に「大龍寺」がある。

「大龍寺」の起こりはは、48代称徳天皇の命により、
和気清麿公という人物が、仏教の布教を目的に
寺塔建立するためこの地を訪れた際、賊に襲われてしまった。
その窮地に当山の本尊である蛇身(龍)が現れ、賊を退治してくれた。
おかげで、和気清麿公は九死に一生を得ることが出来たのだが、
その事に感謝し堂を建立した。それが「大龍寺」の起こりらしい。

ここで、六甲全山縦走路を離れて、布引へと進む。
最初は、「布引貯水池」だ。貯水池に到着すると、テープが流れて説明をしてくれる。

それによると、ダムの名称は「五本松えん堤」というらしい。完成は明治33年3月で、日本最古の重力式コンクリートハイダムということである。
表面を覆っている石は、人の手で一つ一つ積み上げられた物で、機械のなかった当時では大変な苦労があったろう。
現在も神戸市民の飲料水用の貯水池として現役のダムだ。

いよいよ、コースも大詰め。
「布引の滝」へと進む。

 

「布引きの滝」は、立て続けに「布引雄滝」「布引夫婦滝」「布引鼓ケ滝」「布引雌滝」と続く。
写真左が、「布引雄滝」。右が「布引雌滝」だ。
名前を頭に入れてみてみると、なるほどそんな感じだなあという気がする。

そして、終着地「新神戸」に到着。
ご苦労様でした。

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