平成10年3月 春季長期キャンプ

平成10年3月28日〜31日



大阪府箕面市にある「白島」の森の中で、最近ではめずらしく
3泊4日で春の長期キャンプを行った。
12NJに向けて、2級スカウトになっていない者の特訓も兼ねている。


 

阪急北千里駅から、いつもよりかなり多い荷物を背負い、班備品も分担しての
歩きは、小学生スカウトには負担が大きいようだ。
どうしても遅れがち。先頭のスカウトと差が開く。必然的に休憩時間も短くなってしまう。
残念ながらパトロールシステムは、まだ身についていない。

 

とにかく、無事キャンプ地に到着。開村式のあと、テント設営。
これはドームということもあり慣れたものだ。
その後、立ちかまどを作った。が、これが大変。ばく材は一切もっていかなかったので
すべて現地調達。下見のとき、間引きした杉や、掃った杉の枝など豊富にあったので
あえて、現地調達としたのだが、ほとんど腐っていた。外見は丸太なのだが、
中身は繊維に戻っている。足で踏んだだけで、直径10cmの丸太が「パッフォ」と折れてしまう。

 

切られてからあまり時間の経っていない木を探すので、山中駆けずり回る始末。
それでも、なんとか3台の「立ちかまど」と「トイレ」「炊事場」を製作できた。

 

今回、ここでの自炊回数は9回。冷蔵庫がないので、1日2回各班に必要な食材を聞いて、リーダーが買出しに行く。

メニューはスカウト任せなので、食材を聞く際に栄養のバランスに気を使う。
どうしても、アドバイスしないとかたよってしまう。
それにしても、調理しているところは、何かあやしげだ。
これで4日間いけるのか?
本人たちは、結構楽しげだが、少し不安がよぎる。


 


初日は、生活環境を整えるだけで終わってしまったが、翌日からいよいよ「進歩」に入った。
各自、未履修個所が違うので、空いているリーダーを捕まえて積極的に見てもらう。

 


このキャンプだけで、すべてのチェックは入らない。日ごろの自宅での積み重ねや、
レポートの提出を要求されたときに、さぼって出さなかったスカウトは、あせることになる。
その日のプログラム終了後、テントの中で、もくもくとレポートを書いているスカウトもいた。
少し気の毒だが、抽選にもれて12NJにいけないスカウトもいるのだ。
「自らの努力で2級スカウトになれない者は、連れて行かない」
とキャンプが始まる前に宣言してある。

みんな真剣だ。


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