平成12年 4月 隊行事

Over Night Hike

今年も恒例の夜間ハイクに出かけた。

前回、大雨で中止にしておいたのだが、スカウトの要望により、延期ということでの実施したものの、今回も雨…。
でも、箕面の駅に着いたころにはすっかり雨もやんでいた。



進入隊員4名も全員参加で彼らにとっては初めての夜間ハイクになる。
真っ暗な道をみんな元気すぎる程元気にどんどんと進んでいった。
勝尾寺に到着後、まず、進入隊員の中でまだ、「誓いの式」をしていない2人のセレモニーを行ない、
暗闇の中でランタンの灯りだけが唯一の灯りとなり、頭上には夜桜が不思議な輝きを放っている…。
そんな光景に彼らは厳粛な気分を感じ取ってくれただろうか・・。



 セレモニー後、早速、お湯を沸かし、カップラーメンとおにぎりを食べ、すぐに仮眠。
何故か必要以上に冷たい風が吹き付け、彼らをテントの中へと押しやっているようだった。ほんとに寒い…。

 仮眠後、一気に疲れも吹っ飛び、出発。

いきなり321〜322段の階段を上りきり、しばらく歩くと目の前には
大阪平野が一望にできる100万ドル(?)の夜景が広がり、もう、何も言葉はいらなかった。




 今までに見たことの無いような素敵な夜景に満足し、このまま夜間ハイクが終わればほんとに素敵な思い出だけで
終わることができたのに、なかなかそんなに甘くは無く、そこからが大変だった。
山道を歩いている間は足元に気を使い緊張していたが、
市街地に出た途端、一気に疲れもピークに達してくる。もう緊張が解けたからだ。

睡魔と戦いながら、ひたすら岸部を目指し歩き、本来なら爽やかな筈の朝日も今朝は悪戯に眩しく、
疲れた体に追い討ちをかけてきた。

なんとか全員無事脱落者も無く、ゴールでは甘くてウマイぜんざいが出迎えてくれ、
一口食べただけで、体の隅々までぜんざいの旨みが伝わり、夜間ハイクの幕は閉じた…。


 −みんな口々に「夜景だけやったら良かったのに!」と言うけれど、
辛かったりしんどかった思い出っていうのはきっと数年後に良い思い出となって笑い話にする事ができるよ。−



P.S.なんと今回のコースを歩いていると、吹田2団の先輩スカウトたちが残していった軌跡を発見することが出来た。



裏を見ると製作者たちの名前がかかれてあり、知っている名前ばかりだったが
中には現在ローバースカウトでボーイ隊の副長補をしているスカウトの名前もあった。
今回は残念ながら欠席だったけど、14年も前に自分が作成した思い出の品を見たら彼は何を感じるのだろう・・・?


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