平成12年 1月 隊行事

耐寒キャンプ!!!

記念すべき2000年初めてのボーイ隊活動は極寒の中でのキャンプ。
もちろん、この時期でのキャンプなのでみんなそれなりの耐寒準備はしてきている。にもかかわらず、この日は朝からあまり天気もよくなくかなり寒いのでとにかく元気にいこう!という声かけはしていた。

活動の直前に予定していた場所が使えなくなったので昨年の11月に行ったばかりの竹薮をお借りすることになり、急な話であったにも関わらず、場所をお借りできた事に感謝、感謝。

昼食と設営を済ました後、地形を思いっきり活用したワイドゲームを行った。
といっても、2班に分かれ、相手グループから宝物を奪って、自分の陣地へ持ち帰ってくる、といった簡単なものだったが、かなり急な斜面なんかを駆け上がったり、薮の中を相手に見つからないように接近し相手の宝物を奪いに行ったりとなかなかハードなゲームだった。

苦労して、相手から宝物を奪って自分の陣地へ戻ってきてみると、自分達の他kら物が相手から奪われていたりして、再度相手の陣地へ奪いに行ったりなんかして、なかなかそう簡単にはいかなかった。

夕食はみんなで闇鍋をすることにし、一人2品持ってくるように言っておいた。
1品は自由で、もう1品は自分の名前の頭文字の付く食材という事にしていた。

まず、食材を入れる前にみんな輪になって集まり、闇鍋の誓いの式を立てた。

「我々は名誉にかけて闇鍋を食い尽くします!!!」



誓いの式の後、暗闇の中、一人ずつ大きな鍋に自分の持ってきた食材を入れていった。
みんな食材を入れ終わってから待つこと数分。
そろそろ食べようということになって、順番を決めようとジャンケンをするにも
スカウト達は興奮していた。

ジャンケンに勝ったものから順番に、大きなオタマで食材を掬っていった。鍋の周りからランタンの灯りを遠ざけていたので、チラッと何かの具が見える度に大きな歓声が上がり、それがまたみんなの興味を掻き立てていった。

全員が食器に入れ終えて、食べ始めた。あちこちから「何やこれー!」という声が聞こえる。
思っていたより、ちゃんとした食べ物になっていて、ホッとした。
内心、闇鍋とは言ったものの、ほとんど残ってしまったらどうしよう、なんて考えていた。

みんな1杯目を食べ終えると次から次へとお替わりをし、
見る見るうちに大鍋にいっぱいあった闇鍋が食い尽くされてくいく。

ご飯以外にも米も炊いていたのにそれも食べつくしていた。
彼らがこんなに夕食を思いっきり食べるのを見たのは初めてだった。これで、今晩の寒さは乗り越えられるだろう。

翌朝、起きてみると嫌な音がする。
テントから顔を出すとヤッパリ!

朝から雨が降り始めていた。天気予報で朝から雨とは聞いていたが、まさか起きる前から降るとは・・・。

今日の予定は普段からやっているスカウト技能の実践で、竹に登る「竹登り」(ネーミングまだ考えていません)をしようかと思っていたのに、この雨では中止にせざるを得ない。これがまだ夏とか、比較的に暖かい時期なら問題はないんだけど、この寒さの中、たとえレインコートを着ていたとしても、雨の中でのプログラムをするには無茶があった。
結局、朝礼後にすぐに撤収して、帰ることにした。
雨で帰るのは残念な気がするけど、今回は仕方がないと諦めた。

まあ、彼らにも十分寒さの中でのキャンプというものを体験し、良い経験になったのでは
ないかと思う。
寒さに負けてるんじゃないかなーと思っていたので、帰るときに彼らの表情が良い顔だったので一安心。

ただ、あるスカウトが「去年の夏のOSCAP(大阪連盟50周年記念キャンポリー)の4泊5日よりも疲れた」と、
言っていた。
「でも、今回のキャンプを無事乗り越えたんなら、次にどんなキャンプをしても問題ないよ!。」と言いながら、
だんだんとたくましくなっていくスカウト達を見て、またまた嬉しくなった。


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