8月の隊集会

「カブの祭りだ ワッショイワッショイ」

1年間の総仕上げ、夏の長期キャンプです。今回はトーテムポール製作に挑戦しました。


 

8月14日〜16日 2泊3日で、滋賀県近江今津にある「吹田市立少年自然の家」が今回の舞台です。
朝8時に地元、JR岸辺駅前に集合。近江今津まで鉄道、そしてバスに乗り継いで2時間30分の旅の始まりです。

最初のプログラムは、川遊び&「あまご」のつかみ取りだ。捕まえたさかなを河原で焼いて食べた。
初めての経験のスカウトが多く、嬉々として楽しんだ。味も絶品!バリバリと骨まで食べれた。



夜のプログラムは、名付けて「移動長文キムス」。
施設の地図に進路を書いた紙を組に渡し、進路に沿って歩いていく。
途中でポイントが4つあり、そこで100 文字程度の短文を覚えて次のポイントを目指す。
最後にゴールした後、覚えてきた短文4つを紙に書き出す。
勝敗は、文章の正確さと書き終える迄に要した時間の速さで決める。
役割分担とチームワークの試されるゲームだ。
採点には、印刷関係の仕事に従事するリーダーが、プロの目で文書校正をした。
カッコの有無、点・句読点の有無に至るまで細かくチェック。
第1位になった組は、なんと2個所のミスだけで、後は原文そのままという正確さだった。おそるべし記憶力!!




次の日からいよいよ今回のメインイベント「トーテムポールの製作だ。施設でポールとなる木を手配して頂いたのだが、届いた木を見て驚いた。大きいのだ!直径26cmと聞いていたが、はるかにそれより太い。
とても担いで歩けるような重さではない。
所の方々に車を出して頂いてようやく、作業場所へ移動。慣れない手つきでノミをふるった。
この計画を保護者の方々に発表した時に、危険ではないかと指摘を頂いたが、どうしてもしたかったプログラム。リーダーの細心の注意で作業が進む。
リーダーにしても、慣れたアイテムではない「ノミ」。女性リーダーは初めての人も多い。

 

組で一つの顔を掘る。大ワザがいる時は、リーダーがチェーンソウでカットする。
幸いにも、木そのものは結構柔らかく、作業は思いのほか早く進む。
午後夕方近くになって、色付けまで行程がはかどった。飾りとなる「はね」の部分まで作って本日の作業は終了。

 

2日目夜のプログラムは、大営火だ。
最近のキャンプファイヤーは、音響に凝ったものが続き、器材や楽器を入れて機械化されていたので、
今回は全くのアナログ、自然のままで演出した。
組の出し物を要求しない。リーダーがゲームやソングで全員を引き込んでいく方式だ。
スカウトは出し物の練習や、出番待ちの緊張が全くないため、ファイヤーを心から楽しんだようだ。
お祭りではない心に残る大営火。スカウトに伝わったろうか。

明けて、次の日は朝食を兼ねてサイクリングをした。ホットドッグを作って
(何度も登場した「牛乳パック」に入れて暖めるもの)自転車に積み込む。
今回は、プログラム中一度も雨が降らなかった。とてもラッキー。
この朝もさわやかな天候に恵まれ、快適なサイクリングと、とてもおいしいホットドッグがいただけた。

午前中にトーテムポールを仕上げなければならない。
1mの深さに掘った穴に斜めにしながら滑り込ませて、石を入れて足場を固める。
土だけでは倒れてしまうのだそうだ。今回も所の方々が助けて下さった。
「はね」の裏に全員の名前を書いてポールに取り付けた。
時間が押す。昼食時間に少し食い込んでしまったが、無事完了。
各組、記念写真をとってプログラム終了。

そして午後、最後のプログラム「セレモニー」の時間となった。
「くまスカウトの追い出し」だ。
隊長から、各スカウトの思い出を一人づつエピソードで語ってもらった。
楽しい思い出、苦労した思い出、たくさんの思い出が去来したのだろう、スカウトの中には涙ぐむ者もでる。
感動の中セレモニーも終わった。

そして、本年度の全プログラムも終了した。
栄光あれ!吹田2団カブ隊!来年度も装いも新たに新しいプログラムで躍進しよう!弥栄!

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